このところ音楽界にゆかりある人物の訃報が相次いでおり、何だか悲しくなってしまう。
日本の高田賢三氏はファッション界の先駆者であるが、81年公開の映画「夢・夢のあと」の監督としてジャーニーと関わりのある人物だった。
この映画音楽をジャーニーに依頼をし、ジャーニーはスケジュールを組み直し、来日時にCBS信濃町スタジオで短期間で録音したという。
私は映画はみていないが、このサントラにあたるジャーニーのアルバム「夢・夢のあと」は幻想的な良作に仕上がっていると思う。
今回の高田氏の訃報を受けて、ニールショーンも哀悼メッセージを出していた。
高田賢三氏は81歳で、パリでコロナ合併症で還らぬ人となってしまった。しかし、彼が創業したBRANDのKENZOは日本人なら一度は何かしら手にしたことがあってもおかしくないほどポピュラーなBRANDだったと思うし、遺した業績は大きなものだった。
また、ジャーニーと同時期に人気のあったアメリカのロックバンド、VAN HALEN のギタリストであるエディ・ヴァン・ヘイレン氏も闘病の末に亡くなってしまった。私は特段VAN HALENのファンだった訳ではないが代表曲は当時に聴いた記憶があるので、あのひとか!とちゃんとわかった。
エディ氏は、数々のギタリストに影響を与えたとのこと、ライトハンド奏法なるスタイルは彼が拡めたと言っても過言ではないそうで、これまたニール・ショーン、そして愛しのペリーも哀悼メッセージを出した。
エディ・ヴァン・ヘイレン氏は65歳だった。
VAN HALENは、ジャーニーと同じようにバンドの揉め事が多かったようだ。ボーカルも数度交代している。しかし、亡くなる前にちゃんと和解していたとのことのようでこれはファンはホッとしたのではないだろうか。
それでも早すぎる逝去には残念としか言いようがない。
ちなみに、ウォールストリートジャーナルが選んだ「史上最も人気のあるバンド100」(2018年調査)において、VAN HALENは17位でジャーニーは18位で、前後に位置する関係だった。
また、小林信吾氏も逝去された。
小林信吾氏は、編曲家であり音楽プロデューサーであり表立ってわかるひとではないかも知れないが、私が好きなミュージシャンをたくさんサポートしていた方である。
初期のKANさんなどがその一例で、とにかくポップに仕上げてくる、才能ある音楽家だったと思う。
編曲した楽曲と歌手の多さに、人脈のひろさや才能が伺える小林氏は62歳、やはり若すぎる。KANさんも哀悼メッセージを出した。その逝去を悼む声が多く聞かれている。
3人とも病により逝去していて、自分もそれなりの年齢になってきたので訃報に落ち込みそうになる。
と、同時に大好きな推しのスティーブ・ペリーが健康に長生きしてくれることを、切に切に願う。
全盛期が30歳前後だったペリーは、それから40年が経ちすでに71歳なのだから、とにかく健康第一でいて欲しい。
アラフィフの私も、まだまだペリーの跡を追いかけるつもりなので!!