アラフィフ女の世迷い言

大好きなのはスティーブペリー

FTLOSMのリリースから26年

ティーブ・ペリーのソロアルバム、通算2枚目となる

『For the love of strange medicine』のリリースから26年が経過した。


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私は、このアルバムリリースの1994年はちょうど転職をした頃で、とにかく多忙を極めていた記憶がある。

洋楽からは遠ざかって5年は経っていたし、もとよりジャーニーにすら気付いてないのでソロのペリーに出会えるはずもなかった。

 

私は、スティーブ・ペリーのソロアルバム3作目から聴きはじめて一気に遡って聴いたので1作目1984年『ストリート・トーク』と、2作目1994年『ストレンジ・メディスン』と、3作目2018年『トレイシズ』が、実際相当期間を開けての発表だという感覚はあまりない。往年の、待ちに待ったファンのかたに申し訳ないように思う。

 

とはいえ、この『ストレンジ・メディスン』は、良作に違いなく、私などはジャケット違いを揃えてしまうほど好きなアルバムだ。

 

ジャーニーの活動傍らに作成した『ストリート・トーク』は若さに溢れているが、本作品はより大人の男性になったペリーの声と価値観が素晴らしい。

 

1曲目、『You Better wait』遥かなる時。

シングルカットされ、MVもあるロックな曲。出だしのコーラスワークだけで名曲だとわかる。

 

2曲目、『Young Heart Forever』スティーブ・ペリーの息づかいがよくわかる曲。声質が、ストリート・トークの頃と変わったことを強く感じる曲。アップテンポの曲が2曲続いている。

 

3曲目、『I am』バラード曲で歌詞としては短い。当時のスティーブ・ペリーの気持ちがよく現れている。

 

4曲目、『Stand Up』ギターから始まるイントロが印象的なアップテンポなバラード。

全体的にギター強し。

 

5曲目、『For the love of strange medicine』

アルバムタイトル曲で、しっとり落ち着いたバラード。息づかいもビブラートもキレイで、目立たないが佳曲。何度も何度も聴いてるとフレーズが残ってくる。

個人的に、アルバムタイトルに相応しいんだなぁと後々感じる曲。

 

6曲目『Donna Please』愛しいドナへ、語るように歌っていて、スティーブ・ペリーは名前を用いた曲作りが好きだったのかなと感じる。バラードで歌い上げるなかにもギターはしっかり聴こえ、若手のリンカーン・ブリュースタが頑張ったとわかる曲。

 

7曲目、『Listen To Your Heart』歌詞の内容がかなり重い?のに強がり一杯の曲といったところ。コーラスワークはやはり秀逸。

 

8曲目、『Tuesday Heartache』これも、心の痛みを歌う曲で、ここまででかなり当時の内面的な部分が追い詰められていたのでは?と思うに至る。

全体的に悲しい曲が多いアルバムだと印象づける曲だと思っている。

 

9曲目、『Missing You』MVがあり、美しいバラード。聴きやすく、しっとりと歌い上げていて、やはりペリーがバラードやRB向きであったのだろうと思う1曲。

 

10曲目、『Somewhere the Hope』バラードで、何というかこの音符にしたら(そもそも出来るか?)どんな複雑になるのかという曲。

レコーディング時に既に歌い込んでいてフェイク効かせてきた、とでもいう感じ。

上手く表現出来ないが、この歌い回しはスティーブ・ペリーしか出来ない。

 

11曲目、『Anyway』限界を感じてジャーニーから降りたことに、後悔・心残りがあったことを感じさせる曲。初めて聴いたとき、私はボロボロ泣いてしまった。

何だっけ?また解らなくなったよと呟くさまは、ジャーニーに、ニールショーンにあてて歌ったに違いなくて……

再結成の足掛かりになった曲だと思うが、また結局は袂を別つわけで、双方が歩みよっていればジャーニーにまだスティーブ・ペリーがいたであろうと思う1曲。

 

こうしてみると、セカンドソロアルバムはファーストソロから10年経ち、途中で出せるはずだったアルバムをお蔵入りさせられたペリーの苦労、苦悩が如実に表現されている。

それを暗いとみるか、それも込みで心して聴くかで評価が分かれるアルバムかも。


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私にいたっては、このアルバムは好き過ぎて3枚揃えてしまった。

 

7月は、ジャーニーのエスケイプと、スティーブのストレンジメディスンがリリースされた月だった。

去年の7月は、ブログ書くかどうか迷っていたころ。

この世迷い言ブログも、もうすぐ1年が来るのか……