アラフィフ女の世迷い言

大好きなのはスティーブペリー

とある秋の週末に思うこと

ロックレジェンドと呼ばれる大御所が、世を去ったり引退したり…昨日はディビット・リー・ロスが2022年のツアーを最後に一線から退くと発表した模様です。

昨年、グループメイトだったギタリストのエディ・ヴァン・ヘイレンが亡くなったことも、引退発表に影響したのではなかろうか?と思いました。

ファンは寂しくなりますね…でも残してくれてる楽曲がある限り、その楽曲のなかにミュージシャンは生きています。

 

私が大好きなスティーブ・ペリーは、87年にジャーニーを一旦降りてからしばらく表舞台から姿を消し…セカンドソロアルバムを引っさげて再登場したのが94年。

ジャーニーの最後のツアーから7年も経過していました。その間にはアルバムリリースがお蔵入りしたり、一度だけジャーニーとしてステージに上がったものの表立った活動はほぼ皆無だったようです。

94年にようやく、「フォー・ザ・ラブ・オブ・ストレンジ・メディスン」をセカンドアルバムとしてリリースするのです。

そのアルバムからはシングルカットを2曲。

最初に「遥かなる時」アルバム一曲目に収録されたもの。次に「Anyway」これはアルバムラストに収録されたもの。

 

この「Anyway」は、、、聴き入ると涙が溢れる佳曲です。それはやはり曲調と、歌詞に込められたスティーブの当時が胸を打つからだと思います。

 


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シングルセールス記録はどのくらいだったのか?

世の中は移り変わり、EPレコードではなくCDシングルとしてのリリース。


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「エニウェイは、僕にとって特別な曲。長い間書きたいと思ってはいたけど、なかなか怖くて書けなかった曲でもある。でも今になってやっとあの時代を振り返ることが出来た。正直になる事が出来るようになったんだ」


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ジャケット裏にはスティーブの率直な気持ちが吐露されています。

歌詞も、ジャーニーを途中で降りたことへの謝罪と後悔を素直に出しています。しかし、その理由が上手く説明出来ない…どうかわかってほしい、赦してほしいと切々と歌っています。完璧主義の彼のこと、これを書き上げるには相当の葛藤があったと推察するのです。この後、ジャーニーメンバーと再合流して「トライアル・バイ・ファイアー」を制作して、失意のもとにまた長い二度目の隠居生活に入ってしまいます。

ティーブを思うと泣けてきます。


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ANYWAY

 

「今も覚えているよ

悪かったと謝りたいんだ

償いたいのさ

目を閉じ、真実を言って

そこから始めたいのさ

この話は込み入っているので

うまく説明できるかどうかわからないけれど

二度は話したくないから

よく聞いておくれ

ところで、僕は何を言おうとしてたんだっけ

またわからなくなってしまった

本当は忘れたいのに

どうしても忘れられない事

僕らは音楽を信じた

最後まで兄弟だと誓い合った

僕らの間を阻むものは何もなく

お互いの間には炎が燃えていた

忘れられるものか

傷ついてはいたが充実していた

僕は錯乱して我を忘れ

生き残るために逃避した

ところで、僕は何を言おうとしてたんだっけ

 

またわからなくなってしまった

本当は忘れたいのに

どうしても忘れられない事

どんなに忘れようとしても...

僕はまだ憶えている

まだ憶えている

僕につきまとって離れないこと

駄目だ

どうしても忘れられない

つきまとい、僕を呼んでいる

僕はいったい何を言おうとしてたんだっけ」

 

 

それでも音楽シーンに三度還ってきたスティーブ・ペリーが、どうか引退をしませんように…自身のペースで良いから創作活動を続けてくれますように。