こちら、レアアイテムであろう、
FTLOSMの見本品です。真っ黒な箱入りです。
古参ファンのかたより、譲り受けました。
最近また自分自身の体調が思わしくないせいか、スティーヴの楽曲を聴きながらどうにか保っているよな状況です。
そんな状況ですとね、、、JOURNEY脱退直前アルバム「レイズド・オン・レィディオ」や、スティーヴのソロセカンドアルバム「ストレンジ・メディスン」を聴いていると、胸が締め付けられるような気分になります。
スティーヴの、ストレンジメディスンからのシングル・カット「遙かなるとき」は、ジャケットがもう哀しみを表現しています。
荒野にひとり佇む様子…孤独を表しています。
リリースするはずの「アゲインスト・ザ・ウォール」をお蔵入りさせられ、再始動するのにも時間や気力を要した、そんな自分と訣別したかったのか…
イチから出直すくらいのつもりで世に出したストレンジメディスンを引っさげたツアーも、一部では酷評であったとの記事もあり…(往年のハイトーンは見る影もない等)繊細なスティーヴには辛かったろうと思います。途中で降りたJOURNEYにも、心のどこかで責任を感じていたとも。
だからこそ、贖罪の気持ちをラストの「ANYWAY」に託したのでしょう。これもシングル・カットされましたが、まるで自分を葬送するような哀しいジャケットになっています。
しかし、私は思うんです。
降りた理由を「自分のなかの、音楽への情熱が消えてしまった」としか言えない異常な環境は、その後のスティーヴが長く2回に渉り隠居してしまうほどの理由になりましょうか?
情熱が消えたと言っても、ソロは頑張って取り組んだわけで…
その表面的に言葉にした台詞の裏には、どんな出せない気持ちがあったのか…
考えれば考えるほどに、スティーヴは静かに深く心を痛め喉も消耗したのだと思うと、手を抜かずある日急に降りざるを得なかったのか…それ以外になかったのか…どうにかならなかったのか…と思います。
スティーヴほどのボーカリストが早々に隠居状態になったことは…あれだけの表現力という才能を早々に埋もれさせたのは…洋楽界の損失だったのではないかと、、、復帰後からのファンである私は思います。