視線を下げて、哀愁ありますね。
スティーブ・ペリーの性格は、本当にこのくらいシャイなんでしょう。
どちらかといえば本来的にはフロントマン向きではなかったかも知れない。
でもね、あれだけいい声で歌えるんですよ、そりゃボーカルやって欲しいですよ。
そして、あれだけ男前なんですよ、そりゃバンドの顔になるべきかと。
けれども、生まれついての性格はなかなか変わらないでしょう。
スティーブ・ペリーは『俺が俺が!』の性格ではないから、心労が溜まってしまうタイプだったろうからそりゃもう一回目の脱退直前には疲労困憊したのでしょうね。
スタジオアルバムではない、ライブ音源のCDを聴きました。
この満身創痍で歌っているデトロイトの音源は、聴いていると涙が出そうになります。
ハスキーな声は高音部が苦しそうなときもあり、フェイクで切り抜けようとしている。
ペリーのフェイクは上手なんだけど原曲とかなり違う歌い回しになってたり。
プライベートに、幾多の問題を抱えたという86年。やりたいことも、やらなきゃならないことも全てを一度は手離さなければならなかったのでしょう。スティーブ・ペリーは突然にジャーニーから降りてしまいました。
そんなになるまで頑張りすぎて、張りつめてたんだね、疲れたんだね、とデトロイト収録の2枚組を聴いて泣いてしまいました。
スティーブ・ペリーを愛してやまない私にはこれはアカンやつです。。。