一昨日の夜、仕事から帰ってきたらポストインされていたペリーの新譜。
新譜だけど、内容は2年前の復帰作をより掘り下げて再録音したものです。
発売日の12月4日に届けられたのは日本版、発売・販売元はユニバーサルミュージックのものです。
流石に海外公式サイトからの購入分は、間に合わないと理解しています、公式にも「多少遅れます」と周知されたから。
私が日本版も購入するには訳があります。
当日入手するためもありますが、私はライナーノーツが読みたいのです。
ライナーノーツにはペリーの作品を他方面から見た意見や感想が記載されるので、自分の感じ方と比べてみたり違う角度からの聴き方に気付くことが出来るから
やっぱり私は配信やストリーミングだけじゃなくて盤を手に取りたい派であります。
ライナーノーツには、つい先日ニュースになったVAN HALENのエディ訃報のことや、ペリーがエディから85年にコラボを持ちかけられていたことも記述があり、コロナ禍での世相や音楽界に関する話題もありました。ライナーノーツの価値ある部分だと思います。
さて、この新譜はいわゆる「アコースティック」でまとめられました。
余分な音を極限まで削ぎ落として、ペリーの歌を堪能出来る音作りになっています。
またバッキングvoもペリー自身で重ねており、ベースも弾いたようですね。自身のスタジオで、ステイホームしながら試作し、2年前のアビィロードスタジオでのカッティングを思い出しながら作業をしたのでしょう。
曲は、全8曲。
1.モスト・オブ・オール(ラジオ・ミックス)
2.ノー・イレイシン(アコースティック)
3.アイ・ニード・ユー(アコースティック)
4.ノー・モア・クライン(アコースティック)
5.モスト・オブ・オール(ストリップト)
6.ウィアー・スティル・ヒア(アコースティック)
7.ユー・ビロング・トゥ・ミー(ストリップト)
8.サン・シャインズ・グレイ(アコースティック)
ですが、1と5が同一曲のバージョン違いなので実質は7曲。
2年前のトレイシズには10曲収録されていたので、
イン・ザ・レイン
イージー・トゥ・ラブ
ウィ・フライ
の3曲はアコースティック版には入らなかったことになります。
私が特に好きな2曲がもれましたが、、、全部好きなのでどれが省かれても同じかと思いました。上記3曲は元々がかなりアコースティックな作りなので再録音しなくても良かったのかも知れないです。
アレンジが変わり、さらにペリーの声が聴こえる本作品をオリジナルと聴き比べるのも楽しいですね。
しっとりと言葉を大切に歌う姿は、彼が経験してきたことから滲み出る優しさにあふれている感じがします。71歳になっても現役で歌えることだけでも、有難いしファンには幸せなことです。
何よりも、歌うことへの情熱を取り戻したペリー本人が一番嬉しいはずです。
今週末この2日間、6回くらい通しで聴いていたが沁みる声とはこういう声なのだ、としみじみと感じました。